週刊住宅情報

売り主、買い主双方から手数料をいただける。片方だけの三パーセントより、両方の六パーセントの収入のほうが断然4おいしい。はっきりいえば、情報誌に載せる物件は、売りづらい物件だから載せているともいえるのである。では、なぜそんな、売りにくかったり、ありもしないオトリ広告を載せるのか。たとえば、『週刊住宅情報」(リクルート発行)に支払う広告料金は、一行で一万七五○○円(一週間掲載/二○○○年二月現在)。不動産屋がこうした情報誌に広告を載せるのは、あくまでもお客さんの足を自分の店に運ばせるためである。いわば、広告はお客さんを呼び寄せるためのまき餌なのだ。しかし、こういう情報誌を参考にする人は多い。ひとつは自分が希望する地域、広さの価格を調べるという目的のためだが、実態はこんな具合なのだからオトリ広告を見ても参考にはならか辱いO最近、こんなオトリ広告があった。中小の不動産屋が共同で出したものだが、首都圏のある町で「格安!土地三九八○万、総面積一六○平方メートル」というタイトルである。一平方メートル何と約二五万円。ちなみに、わたしのお客さんが現地へ行ってみたそうだ。さて、どんな物件だったのか。とにかく、言葉が出てこなかったというから相当なシロモノだったのだろう。

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